ロックマンXセイヴァーT - 第弐章 - 第四話
第四話

VAVAのモノアイが怪しい光る。
目の前には大量のエネルギ−弾が飛来しているのにも関わらず、
その眼は笑っているようにも見えた。
そしてバッと右手を突きだし、
キンキンキンキンキン
その全てを弾き返した。
しかし、VAVAはいささか驚いた様にも見えた。
そして、セイアも少々の笑みを浮かべている。
「ほぉ・・。弾ききれなかったか・・。」
そう言うVAVAの左肩には、一発被弾した形跡が残っていた。
通常弾と言えど、威力が高かったのだろう、
肩ア−マ−は多少溶解してしまっている。
「だが・・今度はこっちから行くぞ!!」
VAVAの叫びと共に、セイアの視界から彼の姿が掻き消えた。
「なにっ?・・うぁぁぁ!」
対応しようとしたが既に遅かった。
背中に激痛が走り、前につんのめる形でバランスを崩してしまった。
だが、なんとか受け身を取り、直ぐ様突き出した左腕を軸に回転し、
後方へ向かってバスタ−を放った。
当てるつもりは無い、あくまで追撃を防ぐためだ。
案の定追撃は防ぎきった。
VAVAと言えど、途轍も無い速度で繰り出されるセイアのバスタ−を切り抜けながら、
更に攻撃を加えるというのは無理な話しだ。
そして、その間にバック転で直立の体制を整えたセイア。
準備は・・万全だ。
一瞬の沈黙・・そして。
「っ・・うぉぉぉ!!」
先に動いたのはセイア。
サ−ベルを引き抜き、凄まじい速度で突撃していった。
そして、大きく振りかぶる、一気に振り下ろす。
・・外れた。
しかしセイアは諦めていない。
そのままの状態で更に横斬りを繰り出した。
VAVAは後方に跳躍し、それを躱したが、
サ−ベルの先端がVAVAのア−マ−を少々だが削り取った。
ドォォン
至近距離からの発砲。
VAVAが肩のキャノンを発射したのだ。
「っ!」
サ−ベルで叩き落とそうと試みたが、いかんせん速度が凄まじいため、
ヘルメットに掠り、その部分が溶解してしまった。