ロックマンXセイヴァーT - 第壱章 - 第五話
第五話

フロンティア学園
中等部 TーT
「・・・・っと言うわけで・・今日から君達と同じクラスで勉強する事になった
”徳川 健次郎”君だ。仲良くな。」
担任の教師が、手早く紹介を済ます。
”徳川 健次郎とは、学校に通う際のセイアの偽名である゛
「えっと・・宜しくお願いします。」
慣れない口調で、短く挨拶し、頭を下げる。
「じゃあ徳川君の席はっと・・。」
教師が、開いている席を指で探る。
しかし・・教師が席を見つける前に・・
「こっちこっち!」
一人・・手招きをする少女がいた。
「・・うん良し。丁度開いているな。徳川君。
クリスの隣に座りたまえ。」
「はぁ・・。」
セイアは、小さく答えると、手招きをした少女の隣の席へ向かった。
だが・・
「クスクス・・。」
と・・小さな笑い声が聴こえた。
「・・・・・?」
セイアは、自身の足元に視線を送ってみた。
足だ。
良くある例だ。
転校してきた生徒を転ばせ、恥をかかせると言う、
イジメの初歩とでも言うのか。
しかし・・
ヒョイ
さすがにそんな罠にかかるわけなど無く。
セイアはアッサリと足を避けて通った。
「・・・!?」
足を突き出していた生徒が、小さく驚きの声を上げる。
セイアはそれを見て、微笑を浮かべると、クリスと呼ばれた少女の隣の席へ鞄を置いた。
「宜しくね。徳川君。」
クリスと呼ばれている少女が、明るい笑顔を浮かべる。
背はセイアより一回り小さく、髪は金。肩まで伸びている。
顔は活発そうな印象を受ける。
「・・宜しく。」
セイアも小さな微笑みを浮かべた。