−負ける・・・。
コ−ドはそう確信した。
「ハァ・・ハァ・・。」
もう既に目の前はぼやけ始めている。
ヴァィン
エネルギ−発生時の独特の音が聴こえた。
どうやらセイバ−で突き殺すつもりらしい。
ダッ
走る出す音が聞こえる。
−嫌だ・・・。
ザシュ
その瞬間、コ−ドの身体を、光の刃が貫いた。
コ−ドの身体が力無く宙に浮く。
−ここで負けたら・・みんなを・・ヒカルを裏切ってしま・・u・・。
ドカッ
コ−ドの身体が、壁に突き刺さる。
大破した蒼いア−マ−・・前に突き出された右腕。
彼からは、動力音は聞こえない。
彼は・・・死んでいた。
「フフフ・・ナカナカノオブジェニナッタモノダ・・。」
そんなコ−ドを、邪悪な笑みを浮かべながら見詰めるフラット。
−嫌だ・・。

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