パァァァァン
「!?」
突然、コ−ドの腕のバスターに光が集まった。
蒼い光・・紅い光・・緑の光・・。
その全てが、コ−ドの腕に収束していく。
それは・・奇跡だったのかもしれない。
そう・・世界の人類・レプリロイド・・そして・・ヒカルの心が、
コ−ドのバスタ−に集まってきたのだ・・。
コ−ドはまだ知る由も無いが・・。
実は、今集まってきたのは+のエネルギ−・・。
つまり”陽”の力。
そう・・”正義の力”
コ−ド達ロックマンには、それを集める能力がある。
もちろん製造者の意図ではない。
「ロック」・・「ロックマン」の正義の心から受け継がれてきた能力なのだ。
「行っけぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
ドォォォォォォォォン
「ハァァァァァァ!!」
ドゴォォォォォォン
二人の銃口から、閃光が放たれる。
優しさを秘めた蒼い光。
邪悪さを秘めた紫の光。
その二つが、空中でぶつかり合う。
その姿はまるで、二匹の龍が喰らい合うようであった。
ドォォォォォン
「くぅ・・。」
コ−ドの閃光が、一歩押し戻される。
どうやら、フラットの方が微かに出力が高いようだ。
「くぅ・・くぅ・・。」
グゥゥと、再び蒼い閃光が押し戻される。
少しずつ・・少しずつ紫の閃光がコ−ドに迫る。
バチバチバチ
−やばい・・・。
紫の閃光は、もう既に目の前まで来ている。
このままでは・・押し切られてしまう。
−くそぉ・・。
ドゴォ
「ぐっ・・!」
余りのエネルギ−環境に耐えられないのか、コ−ドのア−マ−の一部が吹き飛ぶ。
しかし・・コ−ドは、そんな事には目もくれず、ただ耐えるだけであった。

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