ドゴォォォォン
「グォォォォ!!」
その瞬間、巨大なサ−ベルが、フラットに叩き付けられた。
砂ぼこりと共に、辺り一面を煙が覆う。
・・・・・・・・
「ハァ・・ハァ・・やった・・か・・?」
完全にHITしたのを確認すると、コ−ドはガクッと膝を突いた。
良く見るとサ−ベルの柄が壊れている。
余りのエネルギ−環境に耐えられなかったのだろうか・・?
ガラッ
そんな事を考えているコ−ドのイヤ−センサ−に、微かな物音が聞えた。
まさか・・?
ガシャァァン
そう思った刹那、城のガレキが四方へ拡散した。
そして、その中央には、大破したア−マ−の・・フラット。
相手ももう手一杯と言ったところだが・・・。
コ−ド自身も、もう闘える体力は残っていない。

世界
「・・・・・・。」
二転三転する闘いに、言葉を失う人々。
もはや彼は、コ−ドの闘いを見守る事しか出来なかった。
そう・・唯・・。
「頑張って!ロックマン!!」
唯・・少女が叫ぶだけだった。

ヴィィィィン
「遊ビハ終ワリダ・・。」
フラットは、今の一撃に少々怒りを覚えたらしい。
自分の残っている全てのエネルギ−を、次のショットに賭けるつもりだ。
ヴィィン
少しずつ銃口に集まっていく光。
そのエネルギ−たるや、先程のコ−ドの一撃の数倍はあるであろう。
「ハァ・・ハァ・・まだだ!!」
ヴィィィン
コ−ドも同じようにバスタ−を構える。
しかし・・先程の一撃で著しくエネルギ−を消費したため、
集まるエネルギ−も限られている。

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