「えいっ!」
拳を離し、ビ−ムソ−ドで斬り付けるアンダンテ。
レ−ザ−・ブレ−ドで受け止めようとしたが、反応が間に合わず、
ソ−ドがコ−ドの左肩を掠める。
「くっ!」
後に跳躍し、追撃を防ぐ。
斬られた左肩に微かな痛みが走る。
タッと着地するコ−ド。
ここで追い打ちして来ないとは・・アンダンテはよほど余裕のようだ。
「ハァ・・ハァ・・エレクトリック・ア−ト!!」
バリバリ
荒い息を無理矢理整え、電気の球を発生させ、
アンダンテ目掛けてシュ−トする。
「おいおい・・エラ−だよ?」
ヒョイと球を回避するアンダンテ。
「ハァ・・ハァ・・・。」
−強い・・。
「ハァ・・ハァ・・うぉぉぉぉ!!」
ドォォン
素早く跳躍し、チャ−ジ・ショットを放つ。
「無駄ぁ!なんてね・・。」
ズバァとソ−ドでショットを斬り裂く。
「まだだぁぁ!!」
ドドドドドド
間髪入れずにバスタ−を連射する。
「よっ・・とっ。」
余裕の表情で屈み、ショットの雨を躱す。
そして、立て続けに着地したコ−ドが、ダッシュで突進してきた。
キィィィン
レ−ザ−・ブレ−ドとビ−ム・ソ−ドが互いに押し合う。
「くぅ・・。」
コ−ドの頬を、一滴の汗が滑る。
「無駄無駄。この僕にさえ勝てないなら、フラット君には絶対勝てないよ。
大体、人間やレプリロイドなんか庇わない方が身のためなのにね。
一体君は何のために闘っているんだい?」
アンダンテが、挑発的な台詞をコ−ドに投げかける。
しかし・・その言葉で、コ−ドの何かが切れた。
「俺が・・。」
グゥ
レ−ザ−・ブレ−ドが一歩押し込まれる。
「えっ・・?」
「前にも言ったが・・俺が闘うと決めた理由・・。
それは・・みんなを・・護る!!それだけだ!!」
ザン
「なに!?」

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