ジーロン弾爆発まで・・後四日。
ヴァルキリ−・ア−マ−を入手したコ−ドは、
ライツとの戦闘から、幾度となくメカニロイド達と交戦したが、
当然負ける筈もなく、コ−ドは確実に進んでいった。
そして・・今、彼の目の前には・・巨大な要塞が顔を見せている。
要塞の周りには・・大量のメカニロイド。
コ−ドは再び、”あの手”を使用することとなった。
「ヴァルキリ−・バスター!!」
手始めにチャ−ジ・ショットを放つ。
そして・・それに吊られてメカニロイド達が集結する中、
直ぐ様擬人化モ−ドにチェンジし、要塞に潜り込んだ。

カツカツカツ
中は、やけに静かな空間だった。
・・監視カメラすら設置されていない。
ここを通る者は、コ−ドしかいないからなのだろうか?
カツカツカツ
「・・・?」
数分間歩くと、目の前に、巨大な扉が現れた。
ギィィィ
力任せにこじ開け、
ゆっくりと足を進める。
中には・・・。
「やぁ・・・待ってたよ・・コ−ド君。」
「・・・・アンダンテ・・。」
中に立っていたのは、前回ブレ−ド・ア−マ−によって撃破した・・・アンダンテ。
「なんのつもりだ?これ以上フラットに手を貸さないなら・・もう危害は加えないのに・・。
もう・・誰も殺したくないのに・・。」
「確かに僕も死ぬのは嫌だよ。でもさぁ・・。君・・本当にもう一回僕に勝てると思ってるの?
もしそうなら甘いよ。僕ね・・いままで稼いだお金、殆ど強化に使ったからね。
今度は負けないよ。君を殺して、フラット君に強化代支払ってもらうから。」
相変わらずのふざけた態度だ。
コ−ドはためらい勝ちにブレ−ド・ア−マ−を転送する。
「行くよっ!!」

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