「うわぁぁぁ!!ぁぁぁぁ!!」
辺り一面に、コ−ドの悲鳴が響く。
幾らライツの攻撃力が低くとも、連続で打ち込まれれば、
やはり限界は来るものだ。
コ−ドの装甲が、少しずつだが破壊されて行っている。
「どうだ!どうだどうだどうだ!!」
間髪入れずに蹴りを入れ続けるライツ。
「く・・そぉぉ!!」
ドォォォン
一撃、蹴りを回避し、バスタ−を発射するが、
ライツのスピ−ドには敵わない。
「うぁぁぁ!!」
ダメ−ジは更に大きくなる。
足がガクガクし、関節が痛む。
小さなダメ−ジでも、連続で打ちこまれれば、
ここまで大きなダメ−ジになるということが、改めて実感できる・
「く・・そぉぉ!諦めて・・たまるか・・!」
「無駄だっていってんだろうが!!」
負けたくない・・。
こんな所で負けたら、人類は・・レプリロイドはどうなる?
ヒカルは・・・。
コ−ドは、最後の力でバスタ−を構える。
「ヒカルは絶対に護ってみせる!!」
ドォォォォン
「ぐぉぉぉ!」
コ−ドのチャ−ジ・ショットが、ライツを包む。
ガクッと膝を突くコ−ド。
「ハァ・・ハァ・・・。」
今の一撃で、全てのエネルギ−を消費してしまった。
もう立ち上がることは出来ないだろう。
「ハァ・・はぁ・・残念だったな!!俺はまだ生きてる!
死ね!コ−ド!!」
ライツは、既にボロボロになっているが、それでもまだ動けるのだろうか?
またしても光速移動を開始する。
「ハァ・・ハァ・・・。」
もはや、ボクサ−の前のサンドバックだった。
コ−ドに反撃するエネルギ−は残っていない。
「死ねぇぇぇ!!」
ライツの最後の力を込めた蹴りが放たれる。
「っ!!」
覚悟を決め、目を瞑るコ−ド。
だが・・。
パァァァァ

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