「くっ!!」
ブラスト・レ−ザ−をヒットさせたとは言え、戦況は、まだライツの方が圧倒的に有利だ。
コ−ドのダメ−ジが増えていく。
「どうだ!!一発や二発当たったくらいで調子に乗るんじゃねえよ!!」
中途半端なダメ−ジは、ライツの怒りをかう結果としまったのだ。
ライツのスピ−ドが着実に上昇していく。
「エレクトリック・ア−ト!!」
バチバチバチ
コ−ドは、エレクトリック・ア−トによって、自身の周囲を、
網で覆った。
どうやらそれで探知する気らしい。
「なんのマネだ!?そんなもんに俺様が引っかかるとでも・・ぉ?」
ギュゥゥゥゥゥ
コ−ド本体に蹴り打ち込もうとしたライツを、電気の鎖がからめ取った。
網はダミ−だったのだ。
しかも、鎖は、網の一部から発生している。
「今だ!!フレイム・ストライク!!!」
隙を突き、焔のブロウをぶちかます。
「ぐぉぉぉ!!」
ジリジリと焼け焦げていくライツのア−マ−。
元々彼は高速戦闘型の為、通常のレプリロイドよりも装甲が薄いのだ。
「貴様ぁぁぁ!!」
ブチブチ
「うわぁぁ!!」
怒りでエレクトリック・ア−トを引きちぎり、コ−ドを吹き飛ばすライツ。
「くそぉぉぉ!!」
ドドドドドド
体制を整え、バスタ−を連射するが・・
やはり、ライツの光速移動を止めることは出来なかった。

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