「よくもこの俺に!!少し遊ぼうと思ったが止めだ!!
今ここで貴様を殺す!!」
シュン
怒髪天をついたライツは、今までの比ではないほどの、凄まじいスピ−ドで、
姿を消した。
「次はどこからくる・・?・・ぐわっ!!」
バスタ−を構える時間すらない。
ライツの蹴りがコ−ドの装甲を削る。
「くそ!!」
瞬間的にレ−ザ−・ブレ−ドを発生させ、斬り掛かるが、
掠ることさえ出来ない。
「うあ!!うわぁぁ!!ぁぁぁ!!」
一発・・二発・・三発・・
少しずつではあるが、確実にダメ−ジは増えている。
しかし
「ブラスト・レ−ザ−!!」
ピィィィビィィィ
コ−ドは、一撃蹴りを回避すると、レ−ザ−を発射した。
「どこに撃ってやがんだ!?俺はここだぞ!?」
ドン
「!?」
突然、ライツの背中に、レ−ザ−が直撃した。
「な・・・なぜ・・・?」
ライツは、確かめるように、振り返ってみた。
・・崖だった・・
しかも・・その表面には・・ガラス。
どうやら、先程コ−ドが放ったバスタ−の熱が、砂をガラスに変えたようだ。
「うぉぉぉ!!」
ドドドドドドド
間髪入れずに、バスタ−の雨を浴びせるコ−ド。
だが、それを喰らうほど、ライツも馬鹿ではなかった。
ライツは再び、高速移動を開始した。

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