翌日 早朝
ジ−ロン弾爆発まで、あと六日。
ヒカルの部屋
「ヒカル・・」
コ−ドは、ヒカルの寝顔を見つめてそう呟いた。
「ヒカル・・・僕・・・これからちょっと出かけてくる・・・帰っては来れないかもしれないけど・・
 でも・・・必ず・・・必ず帰ってくる・・・ヒカルの所へ・・・」
そう言って、ヒカルの頬を撫でると、コ−ドは静かに家を出た。
「・・・・・・・」
その時、ヒカルの頬を、一筋の雫が滑っていた。


数分後
コ−ドはライドチェイサ−で、北へ向かった。

ズン
突然、一発のエネルギ−弾が、コ−ド目掛けて発射された。
「っ!」
コ−ドはライドチェイサ−を乗り捨て、エネルギ−弾を回避するが、
ライドチェイサ−は粉々に破壊された。
「やっぱり・・・ただでは行かせてくれないか・・・」
そこには、ゆうに300体はいるであろうメカニロイド。
「仕方ない・・・来いっ!」
ヴィィィィン
ドバァァァン
コ−ドは手始めに、手前にいたメカニロイドの群れにチャ−ジ・ショットを浴びせた。
ドゴォォォン
閃光に呑まれていくメカニロイド達。
「たりゃぁぁぁぁ!!!」
ザンザンザンザン
更にセイバ−を抜き、近くにいるメカニロイド達を切り裂いていった。
ドゴォォォン
斬られたメカニロイド達は、足と胴が生き別れになり、無残にも爆裂した。
「うぉぉぉぉ!!!!」

数分後
そこには、大量のメカニロイドの残骸と、セイバ−を構えたコ−ドが立っていた。
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」
パチパチパチパチ
「ん!?」
突然後方から、何者かの拍手が聞こえた。
「フッフッフッフッ・・・噂以上の実力ですね・・・コ−ド君・・・いや・・・
伝説の”ROCKMAN”の名を継ぐモノよ。」
「誰だっ!!」
そこに立っていたのは、一体の騎士型レプリロイド。
「申し後れました・・・私の名は”ベルザ”以後お見知りおきを。」
ベルザと名乗るレプリロイドは、フラットの手先とは思えないほど丁寧な言葉遣いで名を名乗った。
「やっぱり・・・アンタも僕を狙いに来たのか・・・」
コ−ドはバスタ−を向けて言い放つ。
「狙いに来たなどとは失敬な・・・私はただ、ロックマン・コ−ド。貴方と剣を交えに参上したまで。
私は正々堂々と闘わせていただきます・・・・・長話が過ぎましたね・・・それでは・・・始めますか・・」
そう言うとベルザは自らのビ−ムサ−ベルを抜いた。

戻る  進む