翌朝
フェイルダ−研究所の前。
「ここか・・フェイルダ−研究所・・・」
コ−ドは、巨大な研究所を一通り見渡すと、意を決し、研究所内部に入っていた。
フェイルダ−研究所の重要拠点・・。
もともとここは、ジャンク・フェイルダ−と言う博士が、
レ−ザ−工学について研究していた場所である。
フェイルダ−博士の才能は素晴らしく、開発されたレ−ザ−機器は、
小惑星破壊用から医療機器まで幅広く使用されている。
しかし、高性能の反面、その発生するエネルギ−は膨大で、
ひとだひ悪用すれば、この上なく危険な代物でもある。

ビッ
「うわっ!!」
研究所の廊下を走っていたコ−ドを、小型のレ−ザ−照射機が襲った。
「っ!!」
ドォォォォン
レ−ザ−照射機を、反射的にバスタ−で撃ち抜くコ−ド。
「ふ〜・・小型なのになんて威力だ・・こんなモンが悪用されたら・・・
ちっ!急ごう!!」
コ−ドは、そう言うと、再び廊下を走り出した。

ビ−ビ−ビ−
「いっ!?」
暫く廊下を走っていたコ−ドだったか、
突然、研究所の警報機が鳴り出した。
どうやら、立入禁止の地点に入ってしまったらしい。
「やばい!!」
コ−ドがそう叫んだ時には、既にシャッタ−が開き、防衛用メカニロイドが出現し始めていた。
「くっそぉ!!」
ドバァァァン
手始めに、手前のメカニロイドに、バスタ−を放つコ−ド。
しかし
ビィィィ
コ−ドの放ったバスタ−は、メカニロイドのレ−ザ−によって、無残にも掻き消された。
「くっ・・・攻撃用に改造されてるな・・・けどっ!!」
ヴィィィン
ドォォン
バスタ−のエネルギ−を一点に集め、力強く発射するコ−ド。
ビィィィ
メカニロイドは、またしてもレ−ザ−を放ってきたが、
コ−ドのチャ−ジ・ショットは、レ−ザ−を突き破り、メカニロイドを撃ち抜いた。

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