「ぁぁぁぁぁ!!!!ぐわぁぁぁぁ!!!」
鉄の焼け焦げる匂いと共に、辺り一面に響く少年の悲鳴。
「あぁぁ・・ぁぁぁぁ!!」
アンダンテの繰り出す剣撃の嵐に、コ−ドのア−マ−は、みるみる内に切り刻まれていった。
「ハァ・・ハァ・・・」
ドタッと膝を突くコ−ド。
「へぇ〜まだ耐えられるんだ。フラット君が気にするのも解る気がするな。
まぁでも、いくら耐えようと、必ず限界が来るもんだよ?」
その光景を、邪悪な笑顔で見つめるアンダンテ。
「く・・くそっ・・・」
「おっ!まだ立ち上がれるか。まぁその根性に敬意を表して、一撃で楽にして上げるよ。」
コ−ドは、セイバ−を構え、立っているのがやっと。
「まだだ・・・」
「死ねぇ!!ロックマン・コ−ド!!!!」
「うぉぉぉぉぉ!!!」
ズバァン
刹那−−−アンダンテのビ−ムソ−ドがコ−ドのア−マ−を貫き、コ−ドのビ−ムセイバ−が、
アンダンテの喉先5cmの所まで突きつけられた。
「最後の悪あがきも無駄で終わったか・・・。哀れだねぇ。」
喉先に突きつけられたセイバ−を見つめて、アンダンテがそう呟いた。
「んじゃ僕は帰るよ。そのビ−ムソ−ドは、墓標として置いて行って上げる。」
完全に動かなくなった、ロックマン・コ−ドをよそに、アンダンテは、その場を去ろうと振り向いた。
しかし、その瞬間。
パァァァァ
アンダンテの後方から、眩い光が発せられた。
「ん?」
思わず振り返るアンダンテ。
「なっなに!!」

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