翌日の早朝。

コ−ドは、ヒカルに出かけることを告げると、近くの山に登った。
「さぁて・・次の任務は何かな?」
そう言って、司令を確認するコ−ド。
「なになに?「フェイルダ−研究所を解放せよ」か・・良し!行くか!!」
「ソイツは無理っぽいぜ!!」
気合いを入れ、立ち上がったコ−ドを、何者かが呼び止めた。
「誰だ!!」
素早くコ−ドが振り向くと、そこには、黒いア−マ−の人型レプリロイドが、腕を組んで立っていた。
「ウッス!僕はアンダンテ!フラット君に雇われてんだ。
なんだかさぁ〜、君がフラット君の邪魔してるらしいじゃん?
君を殺せば報酬タ−ップリ貰えんだぁ。
君に恨みはないけど、死んでくんない?」
アンダンテと名乗るレプリロイドは、ふざけた態度でビ−ムソ−ドを構えた。
「へぇ・・あんたみたいのも居るなんて・・ガイア・リカバリ−ズはにぎやかだな!」
瞬間的にア−マ−を装備したコ−ドは、バスタ−の銃口をアンダンテに向けた。
「こい!!相手になってやる!」
ドゥドゥドゥ
コ−ドは、そう叫ぶと、バスタ−を数発、アンダンテに発射した。
「おー怖い怖い。」
ヴァィン
アンダンテは、慌てる様子も無く、手持ちのソ−ドで、バスタ−を迎撃した。
「遅い!!」
ヴァィン
アンダンテがバスタ−に気を取られている隙に、コ−ドはセイバーを抜き、
アンダンテに斬り掛かった。
ザン
蛍光色の刃が、黒い鎧に叩き付けられた。
が・・
「へぇ・・この程度なんだぁ。期待して損しちゃった。
まぁ仕事が早く片づくからいいけどね。」
アンダンテの装甲は、全くの無傷だった。
「くっ!!」
さすがのコ−ドも驚きを隠せない。
「じゃあ・・死んでね!!」

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