「さて・・・行くとするか・・・」
「フッハハハハ!!!久しぶりだな!ロックマン・コ−ド!!」
そう呟いて、立ち上がったコ−ドの後方から、聞き覚えのある声が聞こえた。
「っ!?」
コ−ドは後方に目をやった。
「お前は・・・お前は・・・ロックマン・フラット!!」
そう・・そこに立っていたのは、ホログラフ照射機によって映し出された、ロックマン・フラットであった。
「フフフ・・・素晴らしいよコ−ド。オレが送った刺客を、こうも簡単に倒してしまうとは。」
「何が言いたい!!」
コ−ドは、そう怒鳴ると、フラットにバスタ−を向けた。
「ふっ・・無駄なことを。・・・・まぁいい・・・良いことを教えてやろう。
ここから北へ行くと、昔、軍が使用していた基地が存在する。
そこには、ゆうに地球上の全生命体を滅ぼすことの出来る、大量の”ジ−ロン弾”が配備されている。
もし・・・これが爆発したらどうなると思う?」
フラットは、嘲笑うかのように言った。
”ジロ−ン弾”・・・それは、地球上の生命体の生命活動を一瞬にして停止させることが出来る、
電磁波爆弾である。

「!!まさかっ!!」
「そのまさかだよ!!北の軍事基地は、我々「ガイア・リカバリ−ズ」が、
全兵力を持って制圧した。
もし、地球上の全生命体を救いたいのなら、来るが良い!!
オレが直々に相手になってやるぞ!!フッハハハ!!!
だが・・・果たしてオレの所まで辿り着けるかな?
今までのような楽な闘いにはならんぞ!?」
フラットは、更に続けた。
「ジロ−ン弾の爆発まで一週間やる!!
それまでせいぜい考えるのだな!!
フッハハハハ!!!!」
「まっ待て!!フラット!!!」
コ−ドがそう叫んだときには、すでにフラットの姿は消えていた。
「くそっ・・・・必ず・・・必ず・・・ジロ−ン弾の爆発を阻止してやる・・・!!
いいだろう!!どんな強い敵とだって・・・どんなに辛い戦いにだって打ち勝ってやる!!!」
コ−ドはそう叫ぶと、天井に向かってバスタ−を掲げた。

ロックマン・コ−ドよ・・・・
真実{本当}の闘いは・・・今から始まる・・・。

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