「うぉぉぉ!!」
レ−ザ−・ブレ−ドを回避したリスグニアに、コ−ドは更にダッシュで突進し、
ドドドドドドドド
猛烈なラッシュを浴びせた。
「ぐぇ!ぐぇっ!!ぐぇぇぇ!!」
ラッシュの余りの勢いに、後方に吹き飛ばされるリスグニア。
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」
拳をかまえ、息を整えるコ−ド。
だが
「痛ってぇぇ!!てめぇ!!もう絶対許してやんないかんな!!」
ビィィィビィィィビィィィ
怒髪天を突いたリスグニアは、先程の物より、数段太いレ−ザ−を、
辺り一面に乱射した。
「なにっ!!うわっ!!」
その勢いに、防御が間に合わず、レ−ザ−を正面から受けるコ−ド。
しかし
「ま・・だだぁ・・・負けてたまるか・・!!」
コ−ドは、よろめきながも、バスタ−を構え、リスグニアに向かい、
チャ−ジ・ショットを放った。
「まだ抵抗すんの!?しつこいね!!」
ドゴォォ
チャ−ジ・ショットを弾くと、リスグニアは、コ−ドに急接近し、強烈な蹴りを放った。
「ぐはぁ!!」
ギリギリと床に擦られ、火花を散らしながら滑るコ−ドの身体。
ボッ
すると、どこからかガスが漏れていたのか、コ−ドの放つ火花が引火し、
小さな炎が発生した。
「くっ・・・かはっ・・」
ビィィィ
苦しそうに呻くコ−ドに、鏡に反射したレ−ザ−が襲った。
しかし
ビィィィ
コ−ドの目の前の炎に到達すると、レ−ザ−は不思議と別の方向へ軌道を向けた。
{なんだ・・・炎の熱がレ−ザ−を屈折させたのか・・?}
コ−ドは、ふらっと立ち上がる。
{もし・・・それが本当なら・・アイツのレ−ザ−の弾幕を破って、アイツ本体に攻撃出来るかもしれない・・}
「しつっこいなぁ!!死ねぇぇぇ!!」
なかなか倒れないコ−ドに、苛つきを覚えたリスグニアは、
レ−ザ−を数発、直接コ−ドに放った。
「くっ・・考えてる暇は無い!!フレイム・ストライク!!!」
コ−ドがそう叫ぶと、彼のア−マ−が、灼熱の紅に変化した。

−−レ−ザ−袍発射まで・・後一分・・・−−

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