「アハハ・・まだ気づかないの?」
リスグニアは、コ−ドを見下ろして言う。
「特別だから教えて上げるよ・・・俺の使用する”レ−ザ−”は、
”光”だから、鏡や水に反射するのさ!
つ・ま・り・・・俺はこの空間内では無敵ってこ・と。」
「なるほどな・・・そう言うわけだったのか・・・
でも・・無敵かどうかは、やってみなくちゃ解らないだろ!!」
コ−ドは、立ち上がり、そう叫んだ。
「そうこなくっちゃ・・ねっと!!」
ビィィィビィィィ
そう言うと、リスグニアは、辺り一面に、レ−ザ−を乱射した。
「エレクトリック・ア−ト!!ウォ−タ−・サイクロン!!」
対するコ−ドは、エレクトリック・ア−トによって、盾を造り、レ−ザ−を防御し、
ウォ−タ−・サイクロンで、リスグニアを狙った。
しかし
「焦って撃った攻撃が効くとでも!?」
リスグニアを襲ったウォ−タ−・サイクロンだったが、
やはり本人は防御中の為、正確に狙うことができず、いとも簡単に弾かれてしまった。
「く・・・くそっ・・・このままじゃ、エレクトリック・ア−トの盾が壊されちゃう・・
なんとかならないのか・・?」
反射し続けるレーザーを防ぎながら、コ−ドはそう漏らした。
「もう少し増やしてみよっかな!?」
ビィィビィィ
リスグニアは、更にレ−ザ−を発射し始めた。
「うわぁぁぁ!!」
更に勢いを強めたレ−ザ−の雨に、ついにエレクトリック・ア−トの盾は破られた。
レ−ザ−の雨がコ−ドを襲う。
「アッハハハハ!!」
笑い声を上げながら、コ−ドを見下すリスグニア。
「くっ・・・そぉ・・」
対するコ−ドは、戦意を失わず、立ち上がり、再びブレ−ドを構えた。
「へぇ・・・まだ立てるんだ。でも、君が幾ら頑張っても、
後五分でヴェルカノ火山一帯の土地は消滅するけどね。」
その瞬間、コ−ドの頭の中に、一人の少女の姿が浮かんだ。
「・・・せない・・・」
「ん?」
「やらせない!絶対にやらせない!!」
ヴァイン
コ−ドは、そう叫ぶと、ブレ−ドを振りかぶり、一閃した。
「うわぁ!!」
コ−ドのレ−ザ−・ブレ−ドを紙一重のところでかわすリスグニア。
「うぉぉぉ!!」

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