ロックマンXセイヴァーT - 第壱章 - 第一話
第一話
時は21XX年・・心を持ったロボット「レプリロイド」と、人類の共存する世界。
ナイトメア事件から、既に三年の月日が過ぎていた。
事件の張本人「ゲイト」は、改心し、今ではイレギュラ−・ハンタ−専門の研究員になり、
その才能を十分に発揮していた。
そして・・ある日のこと・・。
「エックス!起きて!!」
そう言いながら、「第十七精鋭部隊隊長ロックマン・エックス」とペイントされた部屋のドアを開ける、
金髪の女性型レプリロイド「エイリア」
部屋の中では、ベッドの上で、多少幼さを残す、蒼い髪の少年。
「う〜ん・・どうしたんだ!?エイリア。」
眠い目を擦りながらも、流石は隊長。
すぐにイレギュラ−・ハンタ−の顔になった。
だが・・
「ゲイトが呼んでたわよ?なにか大事な用事があるみたい。」
サラリと言うエイリア。
エックスは、「そんな事で起こさないで欲しいな」と、一瞬思ったのだが、
とりあえず、ゲイトの研究室に向かう事にした。
「わかったよ。ありがとうエイリア。」
ゲイトの研究室
シュンと、自動ドアが開く。
現れたのは、ハンタ−の征服に身を包んだエックス。
「失礼します。それで・・何かあったのかい?」