ヴェルカノ火山での闘いの翌日。
コ−ドは、まだ司令が来ていないので、ヒカルの家に滞在していた。
「ねぇ・・輝君。」
「ん・・?なにヒカル・・さん?」
不意に、ヒカルがコ−ドを呼び止めた。
「ヒカルでいいよ。それでね・・。メカニロイド達のせいで、街・・壊れちゃったじゃない?
だから、隣町まで買い物に行かなくちゃ行けないの。・・・ついてきてくれる?」
ヒカルは、自信なさげにそう言った。
「あぁ良いよ。女一人じゃ危ないからね。」
コ−ドは、そう素っ気なく答えた。

数時間後。
「結構買ったね・・。」
コ−ドは、両手に持った袋を見つめてそう言った。
「久しぶりだったから。つい・・・」
ヒカルは、ペロッと舌を出してみせた。
すると
ポツ・・ポツ・・
ザァァァァ
突然、雨が降り出した。
「やべっ!雨だ!!早く帰ろ!」
コ−ドは、そう言うと、走り出した。
しかし
「キャッ!」
ドタッと言う効果音と共に、ヒカルの悲鳴が聞こえた。
「ん!?」
コ−ドは、すぐにヒカルに駆け寄った。
ヒカルは、足首を押さえている。
どうやら、転んだらしい。
「大丈夫か!?」

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